〜君の自由がどこにあるのか
僕に話して
この街は終わりなき場所
なぜなのかは聞かないでくれ
理由なんていいじゃないか
君はただ泣きたくて
僕はただ飛びたいんだ
水晶の舟は満たされていく
千の女の子と千のスリルで
100万通りのやり方があるんだ
戻ってきたら手紙を書くよ 〜
飛んでいるのか落ちているのか分からない。
泳いでいるのかもがいているのか分からない。
誰かに肩をたたかれて、名前を呼ばれるまで、
私は私を離れてた。
橋のふちを軽やかに歩いてた。
目の前の無数の小さな炎を見ていた。
道すがら出会った男。
どことなくジムモリソンに似ていた。
詩は書かなかったし、歌も歌わなかった。
スターでもシャーマンでもなかったけど
薔薇の片言を無尽蔵に持っていた。
足の指のあいだに水かきがついていた。
今がいつでも、ここがどこでもかまわない。
瞬く間にさらってくれてかまわない。
『WHEN YOU'RE STRANGE(ドアーズ/まぼろしの世界)』2009/アメリカ
Tami